新潟県勤労者山岳連盟
活動方針
理事会・事務局
理事会の運営については、毎月1回の理事会を開き、各会の活動状況や県内外の情勢を機敏に把握し、県連の方針を具体的な活動にするために、奮闘します。県連ニュースにつきましては、引き続き定期発行に努め、すべての会員の手元に配布できるように、奮闘願います。
安全登山・遭難対策
1,安全登山「事故防止」
安全登山を行う為に、日常のトレーニングや訓練・対策を向上的に行うことはもちろんですが、特に会員同士・パートナーの信頼関係をどの様に確立するかが今日一番重要な所であり、大切にしなければなりません。県連としてもこの啓蒙活動に積極的に取り組みます。
アマチュア無線運用規定については、年度毎に整備・改正を行っていますが、運用についての具体的実施報告はなく、問題点や改善等の意見がありません。今年度は各会・県連行事等で運用訓練を実施し、緊急時には誰でもが運用出来るよう努めると共に、山行時には複数の無線機「故障の場合」や予備電池の携行を訴えます。
毎年11月ごろに長野県で行われています、「日赤・救急員講習会」については、引き続き多くの参加を呼びかけ、地域で開催する講習への参加もお願いします。
山スキー搬出技術講習会については、最低でも年に一度の講習会が心要とされ、県連としても過去に2回の実積があり、引き続き対象者の拡大とレベルアップが求められています。
2,事故対策
遭対マニュアルについては、各会での検討が不足していると共に、その存在すら知らない会員が多くいます。県連としても、改めてマニュアルの再提出と問題点・改善の心要について、各会で実説訓練を行い検討していただきます。更に季節に応じた訓練を定期的に行うよう、働きかけを行い、セルフレスキューが確立できるよう努めます。
雪崩事故を防ぐ講習会についても、山スキー搬出技術講習会と同様、検討し北信越競技会等での実施ができるよう奮闘します。
3,遭対基金
引き続き、県連加盟各会が100パーセントの加入状況になるよう働きかけを行うと共に、雑口をしていただくよう努めます。
- 機関誌「登山時報」
引き続き定期発行に努めると共に紙面の改善や工夫を行い、県連活動や会活動の一役を担えるよう奮闘します。
- 各会交流(教育・学習)
引き続き、遭対訓練を初めとした登山教室・ハイキング入門や登山学校をあらゆる機会を捉えて、県連や各会で実施できるよう努め、各会の行事に他の会から参加し、登山技術の向上「レベルアップ」や交流の場になるよう働きかけを行います。行事については、引き続き「主管方式」を取り入れ、会の力量向上と会員相互の交流拡大に努めます。
- 組織拡大と強化「募集山行」
安全で楽しく、山登りを行う為には、教育や技術を習得しなければなりません。県内においても、未組織の登山愛好者が沢山存在していますし、障害者や経済的に困難な人達もいます。県連としても「連盟費」や組織のあり方に柔軟な対応が求められています。引き続き、山岳雑誌などへの会員募集の広告を行うとともに、県連ホームページの開設に引き続き努めます。労山全国連盟が中心になり、ホームページの開設やメール・アカウントの整備が進み、新潟県連のアカウント,本年3月1日より、使用可能になりました。Niigata@jwaf.jp
県連各会の活動状況は、近年2極化し、旺盛な会と衰退している会に分けることができます。理事会としても援助を行いながら、会の再生を行う為に心要なリーダーとなれるよう会員相互の信頼関係や知恵を出し合う努力をお願いすると共に、原点に立ち返り、数多くの山行活動ができる体制を早急に造り上げる心要があります。山岳会組織として、実践的登山活動がなければ、山岳会としての存在価値が問われます。
- 自然保護「清掃登山」
県連の基本目標にもありますように、自然環境の破壊や乱開発に反対し、自然保護活動を進めなければなりません。しかし、自然保護の中心母体となる自然保護団体は県内には確立されてなく、県連としても独自の体制を採る力量がありません。そこで反対運動だけが自然保護活動でありませんので、自然保護に対する認識を高めることは保護への第一歩であり、「豊かで質の高い登山」を多くの人たちが体験し、広めることや各会が行っている「清掃登山」・「登山道整備」を更に継続・発展させ、登山のモラルや自然保護についての世論を喚起することが求められていますし、われわれがその先頭に立って進めていくことが求められています。
- 海外登山
基本目標の「旺盛な登山活動を通じて、総合的な登山技術の向上に努める」を具体化する中で、早い時期に県連や北信越協議会で海外登山隊を編成できるよう努めるとともに、情報交換を県連が主体性を持って取り組みます。
- 北信越協議会
全国連盟規約に基づいて、長野・富山。石川。福井。新潟の各県連で構成されています。定期的な開催を行い、県連運営の交流や行事等を行い、事故防止や登山技術の向上に努めています。本年は遭対基金・個人加盟など、中期構想に関係する事項を中心に、会員や各会からの意見・要望を聞き、労山に何を望むのかをまとめ、労山活動に反映するように取り組みます。具体的には、定期開催を行い、県連や会の活動強化につながるように求めます。